看護師の採用でもオウンドメディアリクルーティングは有効か?

 今、ITやメディア関連、またスタートアップ企業では多く取り入れられているオウンドメディアリクルーティングですが医療業界においても有効なのでしょうか?


「オウンドメディアリクルーティング」とは

「オウンドメディアリクルーティング」とは、企業が求職者に向けて直接情報発信を行うリクルーティング手法をいいます。

 大切なのは、企業が直接求職者に向けて発信をするという点です。

 今まで多くの病院やクリニックでは、情報発信という点にあまり重きを置いてきていないと思います。なぜならメディアを使った発信は集患を狙うものという意識が高いからです。そのため、自費の診療でもない限り、看板を見れば患者さんが来てくれるというのが当たり前の流れになっています。そのため、医療はIT系と少し疎遠にある業界だと感じています。

 今やパソコンの普及率は72%を超え、スマートフォン(移動体通信)の契約数は187.9%と、1人1~2台を保有する時代になっています。(参照:総務省総務省統計局


 このグラフをみても、20~60歳までのスマートフォン保有率は圧倒的です。つまり、今の求職者の多くは、スマートフォンを使用して情報収集するのが日常になっているということです。これは、特別新しい情報ではなく、そうだよねぐらいの感覚だと思います。

 ではなぜ、ホームページやSNSなどのメディアを活用しないの?という話になります。

 看護協会やハローワークの無料職業紹介業を頼っていても人は来ない、有料職業紹介業を経由するとすぐにやめちゃうという状態になっていませんか?

 このミスマッチの原因は就業先、つまり病院、クリニックの情報量が不足しているということです。

 私のところには求職者から、あの病院のここの情報を知りたいのですが、教えてくださいという問い合わせが来ています。少なくても問い合わせに合った内容だけでも、情報を更新していくことは絶対に必要ですね。


オウンドメディアって何を発信するの?

 うそのように、みんなキラキラ働いていますみたいなのは書いてもすぐにやめてしまいます。それに、それを隠して就業して、なんか違ったけど、やめるのもなと思いながら働くようなスタッフが欲しいですか?


 情報発信するようなことがないと考えているかもしれませんが、業務改善は日々だと思います。この業務のことについて改善したよとか、最近インフルはやっているので外出時はこうしたほうがいいよとか、積極的に情報発信をしていくといいと思います。

 結構、あの病院人募集していたよ、雰囲気もいいから働いてみたらって親族から声がかかることもありますので、より多くの人とつながる工夫を日々していくといいと思います。

 新年会でこんなのしたよとかもいいですが、あまり品格を損なわない程度には考えていけるといいですね。

 オウンドメディアは病院やクリニックが取り組みにくいと感じている方が多いと感じています。それは、施設の文化であったり、大切にしていることが当たり前になりすぎて、改めて考えても思いつかないケースが多いからです。施設で当たり前にしていることが施設の理念になっていますので、当たり前のことを当たり前にまずは書いてみるといいと思いますよ。

 ここで働いたらなんか楽しそう、わくわくするっていう看護師やスタッフが欲しいのであればオウンドメディアリクルーティングに取り組まれることをお勧めします(*^^*)


 採用する側も、採用される側もともにハッピーな採用になるように取り組んで行きたいですね!


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